grafが徳島オフィス「graf awa」を移転
オリジナル家具などを扱うショールームも公開

▲うだつ上がる外観

大阪を拠点にするクリエイティブユニット grafの設計業務を行う徳島市の徳島オフィス「graf awa」は、オープンから3年が経ったのを機に、徳島県美馬市の複合施設「-みんなの複合文化市庭-うだつ上がる」内に移転し、grafのオリジナル家具やプロダクトを扱うショールームを2021年9月1日(水)にオープンする。

「うだつ上がる」は、同町に残る築150年の古民家を改装し、2020年5月にオープン。2001年に大阪から徳島へと移住し、土地や景色と向き合いながら「その場所でしか成立しない建築」をテーマに設計に取り組んできた、建築家の高橋利明(TTA+A 高橋利明建築設計事務所代表)が設立した。

▲美馬市脇町街並

一方、graf代表の服部滋樹がディレクターを務める「瀬戸内経済文化圏」では、瀬戸内に生まれつつあるクリエイター同士の交流などを顕在化する活動を展開。これがきっかけとなり、高橋とともにこれから徳島や四国で新しい循環を生み、つながりを大切にしながら、次の時代へと進んでいくという。

▲うだつ上がる2F

▲graf awaで展開予定の家具一部

服部は、「3年前に植えた苗木が、育ったように緑がすくすく大きな屋根を作ってくれました。様々な出会いから、徳島の地で新たなスタートをきります。今までの機能にショールームを追加し四国の大きな拠点となるような期待をしつつ。作り手と使い手の想いが繋がる場所として様々な提案を発信していきます」と語っている。End