東京工芸大学「ガウディの色と形」展
ガウディが設計で思考した3つの手法に着目

▲©小野寺宗貴

神奈川県厚木市にある東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センター「カラボギャラリー」では、第7回企画展「ガウディの色と形 Antoni Gaudi color and form」を2021年12月10日(金)まで開催している。

▲©小野寺宗貴

今回は、建築家 アントニ・ガウディの代表作であるサグラダ・ファミリアの鐘楼を題材として、ガウディが設計するときに思考していた3つの手法に着目。

それを追体験するような展示構成で、視点と距離の関係、陶片モザイクを用いた色彩の塗布、鏡を用いた造形の多角的な検証などを体験することができる。

▲©小野寺宗貴

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展示されている模型は、サグラダ・ファミリア聖堂の生誕の門に建つ、聖ベルナベウに捧げられた鐘楼の1/10模型。フレーム模型、幾何学模型、マッス模型、トレンカディス着彩模型の四体により、ガウディの造形決定過程をもとに、彼の原理が理解できる展示となっている。

▲©小野寺宗貴

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また、ガウディは生誕のファサードを着彩する構想を持っており、来館者が言説を読み、考えながら着彩パターンを作り上げる丸シールアートや、同じ作業をAIが行うことによる差異を可視化する展示も行っている。

▲©小野寺宗貴

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10月2日(土)と10月28日(木)には、世代を超えた2人のガウディ研究者が語る、ガウディの色と形に関する連続レクチャーも開催される。End

カラボギャラリー第7回企画展
「ガウディの色と形 Antoni Gaudi color and form」

会期
2021年7月9日(金)~2021年12月10日(金)
月~金曜日 12:00~17:00 入場無料
休館日
土曜日・日曜日・祝日(※大学イベント等のため、不定期に開館・閉館する場合があり)
会場
カラボギャラリー(東京工芸大学 厚木キャンパス12号館2階)
詳細
https://collab.t-kougei.ac.jp/7th-exhibition/