中川政七商店が手がけた
台湾の食卓ブランド「KŌGA」がローンチ

▲写真:KOGA tableware

中川政七商店は、台湾の政府機関と協働して初の海外の工芸コンサルティングを行い、同プロジェクトから生まれた台湾の食卓ブランド「KŌGA – 許家陶器品(こうが‐きょかとうきひん)」を、2021年9月22日(水)より、中川政七商店オンラインショップおよび一部直営店にて数量限定で発売する。

▲写真:KOGA tableware

また、これに合わせて、ビーフンやパイナップルケーキなど、台湾の食文化も楽しめる企画展も一部直営店で開催する。

同社が、2019年に台湾の政府機関「台湾デザイン研究院」より要請を受け、日台協働の工芸再生支援プロジェクトを始動。第1件目として、台湾陶磁器の産地・鶯歌(イングー)の陶磁器メーカー「佳鼎(ジャーディン)」の経営再生支援に取り組んだ。

▲写真:KOGA tableware

経営面を中川政七商店が、プロダクト開発を「method」の山田遊、および台湾のデザインユニット「両個八月」が担当。約1年半の歳月をかけ、決算書をもとに経営方針の見直し・ブランディングを行い、このほど食卓ブランド「KŌGA – 許家陶器品」が誕生した。

ラインナップは、台湾の文化と窯元の歴史を活かしたデザインとカラーの食器で、器や高台に施された象徴的な六角形は、台湾で縁起がいいとされる数字「六」にちなんでいるという。

▲写真:KOGA tableware

▲写真:KOGA tableware

4色で展開するカラーは、窯元・許家が継承してきた歴史と、産地・鶯歌の景色を表現。象徴的な「丹青・グリーン」は、窯元二代目がつくった丹青碗の色を復刻したもので、もともと瓦工場として創業した許家にとって、この丹青碗のヒットが日用食器製造へと発展したきっかけだったそうだ。

▲写真:KOGA tableware

そのほか、「協興・レッド」は祖業である瓦工場時代の赤い瓦の色を再現し、「窯火・イエロー」は窯に立ち込める火炎の色を、「鶯歌・ホワイト」は産地である鶯歌の風景を表現。晴天の陰影や雨天の湿気、そしてこうした空のもと、陶磁器を制作する現地の様子を表している。End

▲写真:KOGA tableware

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▲写真:KOGA tableware

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