Takumi YAMAMOTOがデザインした
Skydriveの物流ドローン「SkyLift」

▲©SkyDrive

フランスを拠点にプロダクトデザインを手がけるTakumi YAMAMOTOは、空飛ぶクルマを開発するスタートアップ SkyDriveの物流ドローン「SkyLift」のデザインディレクター/デザイナーを務めた。

SkyLiftは1回の飛行で30kgの重量物を運ぶドローン。山間部での作業の省人化や重労働の負担軽減を目的としており、クレーンやヘリの活用が難しい現場でも重量物を安全に自動運搬することができ、非着陸での荷下ろしもできる。

▲©SkyDrive

▲©SkyDrive

▲©SkyDrive

従来のドローンと違い、進行方向が分かるデザインは安心感と自動車が空を走るような未来感を与えてくれる。操作は地図上のタップだけで離陸・着陸地点、ルートが設定される究極のシンプルさを実現。

同機のデザインでは、3D物流時代の全盛期を見据え、無骨なマシーンではなくフレンドリーな感情移入できる機体デザインを導入。

さらに、日常社会への本格普及時を見据え、地上から見て機体の進行方向が分かりやすいデザインを施して、安心感を確保した。

また、厳しい重量制限により、ボディにポリカーボネートを採用することで軽さとコスト減、Gデザインを実現している。

▲SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩 ©SkyDrive

▲山本卓身 ©SkyDrive

なお、SkyLiftは2021年グッドデザイン賞を受賞。デザイナーの山本卓身は、「『SkyLift』は人への負担が多い運搬シーンで活躍するシェルパのように頼りになる力強い相棒をイメージしてデザインされています。これからも人の力になる空のモビリティ、皆様が見てみたくなるような空の未来をデザインしていきたいと思います」とコメントしている。End