サウジアラビアに新たなリゾート
ハイアットが紅海に高級ホテルをローンチ

▲Grand Hyatt Hotel

ハイアットホテルズコーポレーションは、サウジアラビアに新しい宿泊施設「Grand Hyatt The Red Sea」をオープンすることを発表した。地元の開発業者 ザ・レッド・シー・デベロップメント・カンパニー(TRSDC)と共同で手がけるもので、シュライラ島に430室のホテルを建設する予定だ。

9つの国際的なホテルブランドが参画する「レッド・シー・プロジェクト」の一環で、同国の西海岸沿いに広がる28,000km2の未開拓地および海域を開発。第一期開発は2023年末の完成を目指している。

▲Fairmont Hotel & Resorts

▲SLS Hotels & Residences

グランドハイアットは、ブランドを象徴する大胆で活気に満ちたラグジュアリーを反映したデザインで、この地域にあるアイコニックな要素に着想を得た素材や装飾を使った、洗練されたものになるという。

とりわけ印象的なのがサンゴの花をイメージした外観で、上空から見ると海のなかに咲くサンゴにも見える。こうした自然の環境とシームレスに調和した高級感がコンセプトで、地元の多様な生態系とマリーナやゴルフコース、娯楽・レジャー施設が楽しめる。

▲Six Senses

敷地は、2022年に完成予定の「紅海国際空港(Red Sea International Airport)」から近く、国内外のマーケットからも簡単にアクセスが可能。一年中穏やかな気温で、世界最大級のサンゴ礁、豊かな動植物、休火山、ターコイズブルーのラグーン、白いビーチなどの見事な景色が続く立地である。

▲St Regis Hotels & Resorts

▲Raffles Hotels & Resorts

▲Jumeirah Hotels & Resorts

また、レッド・シー・プロジェクトではサステナビリティを基準に設定。敷地となる自然の環境には、90以上の手つかずの島々、休火山、砂漠、山々、文化遺跡があり、これらを保護しながら、世界の観光地のなかでサウジアラビアの存在感を印象づけることがねらいだ。

そして、この規模のリゾートでは世界で初めて、再生可能エネルギーのみを使う観光プロジェクトとなる。自動車やヘリコプター、eバイク、ゴルフバギー、バン、水上機、バスなどはすべて、水素や電気で動くスマートで持続可能なモビリティを採用するそうだ。End

▲EDITION Hotels

▲Intercontinental Hotels & Resorts