オフィスで自然の風を作る
ダイキン工業とオカムラが共同 で「ウィンドユニット」開発

ダイキン工業オカムラは、自然の風を再現する「ウィンドユニット」を2021年11月より発売することを発表した。

ダイキン工業が開発した大型送風機「Wind Creator」を、オカムラが展開する家具シリーズ「Lives(ライブス)」のシェルフに組み込み、ユニットとして共同開発したもので、軽井沢の自然の風の測定データをもとに、オフィスのなかで体全体を吹き抜ける「ゆらぎ」のある風を再現するという。

さらに、一定の強さやリズムで吹く風よりも、快適に感じる風を生み出すことができるそうで、オフィス内のレイアウトにより生じる「空気のムラ」を解消する効果もあり、換気効率の向上にもつながるとしている。

両社の協業は、2018年にダイキン工業が立ち上げた空間をつなぐ協創プラットフォーム「CRESNECT」を通じてスタート。2019年には東京・丸の内に会員型コワーキングスペース「point 0 marunouchi」が誕生した。

▲point 0 marunouchi

現在、同スペースには、さまざまな業種の企業20社が参画。オープンスペースや会議室、仮眠ブースなどで各社の最新技術やデータ、ノウハウを活用し、多様な働き方に合わせたソリューションを導入している。

また、実証実験を通じて実際に働く人の動きや生体情報、設置機器などの運転データを収集・分析し、ソリューションの高度化や新しいサービスの創出を目指しており、「ウィンドユニット」は「point 0」プロジェクト初の商品化となる。End