「ニコンF2」と「シネ・ニッコール」
にスポットを当てた企画展が開催

東京都港区のニコンミュージアムでは、企画展「ニコンF2誕生50周年と知られざるシネ・ニッコール」を2022年2月26日(土)まで開催中だ。

同展では「F2」の誕生50周年を記念して、製品番号「7100001」の初号機を展示するほか、世界的な冒険家である植村直己のために開発された「ニコンF2チタンウエムラスペシャル」や、同カメラで植村が実際に撮影した写真パネルなどを展示。

「F2」の特長であるシステム性に着目し、スピードライト、モータードライブ、データバックなどのアクセサリーと組み合わせた約20点の「F2」を展示する。

また、「シネ・ニッコール(Cine NIKKOR)」は、ニコン(当時:日本光学工業)が製造した映画カメラ用レンズの名称。80年以上前に試作され、戦後、米国に多数輸出されたほか、国産初の8ミリシネカメラに採用されたという。挑戦的なスペックやユニークな形状の物が多いのが特徴だ。

今回は、同館が所蔵する「シネ・ニッコール」試作品の中から、約30点を展示するとともに、1963年に試作された16ミリシネカメラ用「CINE-ZOOM-NIKKOR 1:2.2 f=12~120mm」と「ニコン Z 7」で撮影した動画の上映も行う。

そのほか、「ニコンF5誕生25周年記念ウォッチ」と「ニコンF2誕生50周年記念万年筆」を館内ショップとニコンダイレクトにて発売。ウォッチは、文字盤に「F5」のロゴ、外観のシルエット、ファインダー内の5点測距のフォーカスフレームなどをデザインして、「F5」の世界観を表現している。

万年筆は、「プロフェッショナルギアスリム(セーラー万年筆製)」をベースとして、ペン先に「F2 Photomic」のロゴのレーザー刻印、ふたリングに「NIKON MUSEUM」のロゴの刻印、ふた栓飾りに旧社マークの箔押しを施している。「F2」をイメージして本体はブラック、ふたリングやクリップはシルバーのカラーを採用した。なお、いずれの商品も数量限定での発売となっている。End

ニコンミュージアム企画展
「ニコンF2誕生50周年と知られざるシネ・ニッコール」

会期
2021年8月31日(火)~2022年2月26日(土)
10:00~17:00 入館無料(入館登録制)
休館日
月曜日、日曜日、祝日、および 2021年12月26日(日)から2022年1月4 日(火)
会場
ニコンミュージアム
詳細
https://www.nikon.co.jp/corporate/museum/special/index.htm#f2_cine-nikkor