クリエイティブの資料200点以上を公開
「オルタナティブ! 小池一子展」開催

▲『Japan Coloring』書籍 1982年(リブロポート) AD.田中一光

コピーライター、編集者、クリエイティブ・ディレクターであり、日本初のオルタナティブ・スペースの創設者でもある、小池一子の軌跡に迫る展覧会「オルタナティブ! 小池一子展 アートとデザインのやわらかな運動」が、東京都千代田区の3331 Arts Chiyodaにて、2022年1月22日(土)から3月21日(月・祝)まで開催される。

同展では、日本のクリエイティブ領域を半世紀以上にわたり牽引し続ける小池の仕事を「中間子」や「佐賀町」と名付け、2部構成で紹介。

「中間子」では、1959年以降に小池が手がけた広告ポスター、書籍、雑誌など貴重な資料200点以上を展示。「佐賀町」では、新進作家を支える場として小池が1983年に開設したオルタナティブ・スペース「佐賀町エキジビット・スペース」で見出してきた、横尾忠則森村泰昌大竹伸朗など、作家20名の1980〜1990年代の作品約40点を展示する。

▲『Japan Design』書籍 1984年(リブロポート) AD.田中一光

▲「PARCO感覚。」広告 1972年 AD.石岡瑛子 I.山口はるみ P.操上和美

▲「現代衣服の源流展」展覧会 1975年(京都国立近代美術館) AD.(ポスター)田中一光

同会場では、映像ディレクター・小松真弓によるインタビュー映像を上映。立花文穂、杉本博司、小柳敦子らが「人間・小池一子」について語る。また、地下1階のsagacho archivesでは、内藤礼による作品「地上にひとつの場所を」(1991/2022)を公開(鑑賞は事前予約制)する。

▲立花文穂《クララ洋裁研究所》2000年 ©Fumio Tachibana 撮影:久家靖秀

そのほか館内では、小池の教え子たちが制作するファッションやデザインなどの商品を販売する「ブティック」と、小池の著書などを自由に閲覧できる「アーカイブ」をあわせ持った「アーカイブティック Archi-boutique」も開設し、会期中は巻上公一によるパフォーマンス(事前予約制)やトークなど、さまざまなイベントも開催される。End

▲巻上公一「何もかも踊れ」1987年、佐賀町エキジビット・スペース ©Koichi Makigami

オルタナティブ! 小池一子展
—アートとデザインのやわらかな運動

会期
2022年1月22日(土)~3月21日(月・祝)
11:00~19:00(最終入場は閉場30分前まで)
休廊
会期中無休
※「sagacho archives」(B1F B110)の内藤礼作品(完全予約制)は毎週月曜日、2022年2月21日(月)~2月23日(水・祝)休廊
会場
3331 Arts Chiyoda メインギャラリー(1F)、sagacho archives(B1F)、B111(B1F)/ほか
詳細
https://alternative-kazukokoike.3331.jp/