NOSIGNER代表・太刀川英輔
まち未来製作所の最高デザイン責任者に就任

ローカルビジネスを構築して持続的なまちを創るコンサルティングファーム、まち未来製作所は、NOSIGNER(ノザイナー)代表の太刀川英輔が、2021年12月15日付で取締役兼CDO(Chief Design Officer:最高デザイン責任者)に就任したことを発表した。

同社は、2016年の創業以来、地域が自立し、継続していくための地域新電力や防災インフラ、空き家を改修した宿事業など、地方資源(自然、資金、エネルギー、人、知恵)を活用した、地域主導のローカルビジネスの企画や立ち上げによる地域活性化支援を行ってきた。

今回、デザインストラテジストの太刀川がCDOに就任することにより、再生可能エネルギー流通スキーム「グッドアラウンド」をはじめとする同社の地域活性化事業を、ソーシャルデザイン領域から戦略的に推進。より一層の競争力強化や成長基盤の発展、企業価値の向上を目指す考えだ。

▲NOSIGNER(ノザイナー)代表 太刀川英輔

太刀川は、「再生可能エネルギーの発展は、持続不可能と言われる私たちの社会の未来と生存を考えること。文明の危機を乗り越えることと同義です。私自身もこの重要なテーマにずっと興味を持ち、これまで企業や行政のためにエネルギー関連の事業戦略や政策の提言を手掛けてきました」と語る。

さらに、「私の専門はデザインです。しかしデザインは形だけではなく、あるべき関係に率直な線を見出せた時に美が現れる現象です。いまエネルギーは、社会とどんな形の関係に変わるべきでしょうか。まち未来製作所の心強い仲間とともに、持続可能性への具体的な解決策となるエネルギー事業をつくること。これは一人のデザイナーとしても胸躍る挑戦です」とコメントを寄せている。End