モダン・タイポグラフィの巨匠
ヘルムート・シュミットの作品集が発刊

モダン・タイポグラフィの巨匠を振り返る作品集「シュミット・タイポグラフィ ヘルムート・シュミット作品集」が、グラフィック社より2022年2月8日(火)に発売される。

ヘルムート・シュミット(1942-2018)は、戦後スイス・タイポグラフィの精神を発展させ、1970年代からは大阪を拠点に国際的なデザイン活動を続けた、オーストリア出身のタイポグラファー。

⻄ドイツで植字⼯⾒習いを終えたのち、スイス・バーゼルのAGS(バーゼル⼯芸学校)で、モダン・タイポグラフィの泰⽃ エミール・ルーダーやロベルト・ビュヒラー、クルト・ハウエルトに師事。日本では、⼤塚製薬の医薬パッケージや「ポカリスエット」、IPSAや資⽣堂「MAQuillAGE」などのブランドアイデンティティを⼿がけたことで知られる。

同書は、東西をつなぎタイポグラフィにかけたシュミットの生涯を概観する待望の作品集である。バーゼルでのタイポグラフィ実験から、西ドイツでの選挙キャンペーンデザイン、日本での大塚グループや資生堂のパッケージおよびロゴタイプの仕事、「タイポグラフィ・トゥデイ」をはじめとする出版物などのプロジェクトを本人のコメントとともに多数収録。代表的な講演「デザインは姿勢である」も本邦初収録している。End

シュミット・タイポグラフィ ヘルムート・シュミット作品集

著者
ヘルムート・シュミット
編集
ニコール・シュミット、室賀清徳
発売日
2022年2月8日(火)
仕様
A4変形・上製・総240頁
定価
4,180円(10%税込)
詳細
https://www.amazon.co.jp/dp/476613575X