英ロンドンのジャパン・ハウス ロンドンで開催中の展覧会「Windowology：New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である」に関連して、オンライントークイベントが2022年2月22日（火）に開催される。

同展は、公益財団法人 窓研究所が企画し、建築史家・建築批評家の五十嵐太郎が監修した、ユニークな視点で窓の新たな可能性を探求する展覧会。建築物の中で窓が果たす本来の役割を超えて、建築、映画、写真、漫画、工芸、環境、テクノロジーなど、さまざまな切り口から日常生活において必要不可欠な窓の存在に迫っている。

▲Still from the film “Transition of Kikugetsutei” (2019). Produced by the Norihito Nakatani Seminar, Waseda University. Directed by Kenji Seo.

今回のイベントでは建築史家の中谷礼仁が登壇。同氏は、同展で上映中の「Transition of Kikugetsutei」において、日本伝統の窓の概念「柱間装置」をテーマに、開放から閉鎖、昼から夜、古代から未来など、さまざまに変化していく建築の姿を撮り下ろしの短編映画で考察している。

講演では、ジャパン・ハウス ロンドン 企画局長のサイモン・ライトが司会を務め、中谷が日本の建築の歴史や柱間装置の起源と発展、さらには柱間装置が時代を超えて日本建築の形成に果たしてきた重要な役割について語りつくす。

開催時間は同日21:00～22:00（ロンドン現地時間 12:00～13:00）。参加費は無料だが、聴講には予約サイトから事前登録が必要となっている。