次世代にアンティークの世界を伝える
隈研吾が手がける「英国アンティークミュージアム」が鎌倉にオープン

▲イメージパース

神奈川県鎌倉市では、イギリスのアンティークを展示するミュージアム「英国アンティークミュージアム BRITISH ANTIQUE MUSEUM KAMAKURA(BAM鎌倉)」が 2022年9月23日(金・祝)にオープンする。

BAM鎌倉は、次世代にアンティークの世界を伝え、物や人を引き継ぐ素晴らしさや大切さを多くの人に感じ取ってもらいたいというメッセージを込めたミュージアム。館長で発起人の土橋正臣が長年をかけて集めた100年以上の歴史を持つ本物の英国アンティークを展示する。

館内には時代ごとのアンティークを設えた4フロアがあり、シャーロック・ホームズの部屋を再現するほか、グランドフロアには日本初のロンドンタクシーを用いた「ブラックキャッブカフェ」が登場する予定。

同館の設計は隈研吾建築都市設計事務所が手がけた。建築家・隈研吾は、「英国と日本の繋がりは深く、例えばスコットランド出身のチャールズ・レニー・マッキントッシュという建築家は、日本の建築デザインに影響をうけティールームを造った。そのデザインはまさに日本そのものであり、私が2018年に設計デザインしたV&A Dundeeのデザインミュージアムに再現されている」と語った。

さらに、「今回、鎌倉の歴史ある段葛の参道に建つ英国アンティークミュージアムBAMには、土橋氏の集めた100年以上の歳月を吸い込んだ純粋なアンティークが並ぶ。そう言った意味で建物のデザインは、どこまでも純粋でなければならないと考えた。幾度となく熟考を重ねた結果、すべての窓を無くしシンプルに整え、鎌倉の伝統文化を象徴する鎌倉彫にインスピレーションを受けたファサードを採用した。鶴岡八幡宮の裏山、御谷(おやつ)から連なる里に根差したBAM建築は、鎌倉で大切に引き継がれる文化施設として愛されることになるだろう」とのコメントを寄せてくれた。End

英国アンティークミュージアム BRITISH ANTIQUE MUSEUM KAMAKURA(BAM鎌倉)

オープン
2022年9月23日(金・祝)
場所
神奈川県鎌倉市雪ノ下 1-11(建設中のため番地は未決定)
詳細
https://www.bam-kamakura.com/