学生が47都道府県の地域産品セレクトショップを
経営するプロジェクト「アナザー・ジャパン」

▲第1期店舗外観イメージ

三菱地所中川政七商店は、三菱地所が東京駅日本橋口前の常盤橋街区で開発を進める街区「TOKYO TORCH」において、各都道府県出身の学生が自らの地元をPRするために47都道府県地域産品セレクトショップを経営する新プロジェクト「アナザー・ジャパン」を進めている。

コンセプトは、「私たちがつくる、もうひとつの日本」。日本全国を、「北海道・東北」「中部」「関東」「近畿」「中国・四国」「九州(沖縄含む)」の6ブロックに分け、2か月ごとに特集地域を切り替えていくという。

▲第1期店舗内観イメージ

学生が地方に赴き、仕入れや収支管理、店舗づくり、プロモーション、接客を自ら考えて実践する新たな教育モデルを展開。また、学生と地元企業をつなぐことで、地方での就職・起業など、東京から日本各地への新しい価値還元の仕組みを創出するそうだ。

経営という大きなカリキュラムに取り組みながら、意思決定力と商売力を培う実践型教育を目的としており、新たな形の教育を通じて、自分の人生を自分で切り拓ける人材の輩出を目指している。

また、店舗の担い手を学生に託すことや、2カ月単位でお店の内容を変えていくことで、通常の店舗よりイベントが多く発生。そのため、「先輩企業」となる企業サポーターが支援金を提供する仕組みになっており、学生が日本全国で仕入れ活動をするための交通費や宿泊費、学生が店舗で着用するユニフォームや所持する備品関係費用などに使われる。

2021年12月より第1期生を募集し、採用・教育を経て、2022年8月に第1期店舗をTOKYO TORCH 内銭瓶町ビルディング1階に開業。2027年度には第2期店舗をTorch Towerに開業予定だ。End