再生プラスチックでできた使い捨てない傘
柴田文江デザインの「サステナブレラ」

サエラPALTACTBMの3社は、共同開発した、再生プラスチックを活用した使い捨てない傘「サステナブレラ」を発表した。2022年4月末より全国の小売店で順次販売を開始している。

年間約6,000万本、1日当たり約10万本以上廃棄されているという従来の傘は、金属なども使用しているので分解が困難でリサイクルに向かないが、「サステナブレラ」の傘生地とハンドル部分には、TBMが開発する再生プラスチックを50%以上配合した素材「CirculeX(サーキュレックス)」を採用した。

さらに骨部分は、伸縮性や耐久性に優れた壊れにくい強化プラスチックを使用。強い風もぐにゃりと曲がってしなやかに受け止め、折れにくい仕様だ。ハンドルやシャフト、骨、石突までオールプラスチックで、金属を一切使用していないため錆びる心配もない。

デザインはデザインスタジオエス代表の柴田文江が手がけている。サステナブレラの石突は、人に当たってしまっても傷つけることのない安全なフラット設計となっている。End