バックパックに入れて手軽に使える
ポータブル風力発電デバイス「Shine」

アウトドアを楽しむ人にとって、電子機器を充電したくても、自然のなかで電力を手に入れるのは難しいことだろう。そんな人のために開発されたのが、ポータブル風力発電デバイス「Shine」だ。

このデバイスは、約1,000mlの水筒ほどの大きさで、バックパックに収納することが可能。風を受けて内蔵されたタービンで発電することで、スマホやタブレット、ライトやカメラなどの電子機器に手軽に電力を供給することができる。

重さは3ポンド(約1.36kg)で40Wの発電を実現。ポータブルデバイスに直接電力を供給するだけでなく、内蔵された12,000mAhのリチウムイオンバッテリーに蓄電することも可能で、自宅のコンセントであらかじめ充電することもできるという。

電力を複数人で共有したり、複数のデバイスを充電したりと使い方はさまざま。数日にわたるキャンプ旅行だけでなく、車中泊やアールヴィング、オフグリッド生活、さらには緊急時にも使えるそうだ。

開発したのはカナダのAurea Technologies。同社のCEOでファウンダーのCat Adalayは「風力は世界で2番目に大きなクリーンエネルギー源ですが、多くの人はこれを直接使うことはできません。科学とエンジニアリングの知識を持つアウトドア愛好家の私たちは、昼夜や天候を問わず、クリーンエネルギーをみずから自由に生み出せる風力発電機を開発しました」と語っている。End