グラフィック社は、「デザインのひきだし」シリーズ46号となる新刊書「デザインのひきだし46」を2022年6月8日（水）に発売する。刊行記念イベント「大箔覧会」も東京と京都で行われる。

「デザインのひきだし」は、自分の発想したデザインを効果的に印刷／加工表現するために、デザイナーに必須となる印刷・紙・加工などの技術情報をわかりやすく紹介するシリーズ。

今号の特集は「印刷・紙加工の大百科 箔押し&箔加工編」で、印刷や別の加工では出せない、本物の金属のピカピカ感が出せる箔を使った加工を特集。「箔押しってなに？」というルポから、箔の種類、箔押しの各種テクニック、多様な箔加工の数々を掲載する。

従来からの箔押しから、オフセット印刷やスクリーン印刷、1枚からできるデジタル箔加工、個人ユースで楽しめる箔を転写できる話題の箔文具紹介まで、箔を使った印刷加工を知ることができるという。

別冊付録として、ベーシックな箔見本のほか、実際にその箔押し＆箔加工の実例47種類が見られる見本帳、印刷・紙モノをつくる方の実務に役立つ「箔押し＆箔加工サンプルBOOK」が付属。さらに、三方金にオリジナル図柄を入れた模様箔を施したデザインフォイルノートや、自分で試せる箔転写キットも付いている。

また、表紙は1000パターンも用意。箔を2色押しした表紙で、1版は彫刻版、もう1版は腐食版を使い、それぞれに箔を10種類ずつ使用、表紙の紙を10種類使っているので1000パターンとなる。ただし、オンライン書店では表紙色は選べないようだ。