落合陽一のメディアアート作品が公開
3Dホログラムを活用した「nullの木漏れ日」

東京建物は、同社が開発した東京都千代田区の大規模複合ビル「大手町タワー」内にある「大手町の森」にて、メディアアーティストの落合陽一が手がける立体的メディアアート作品「nullの木漏れ日」を2022年7月8日(金)まで展示している。

「nullの木漏れ日」は、落合が創作のテーマにしているビジョン「デジタルネイチャー(計算機自然)」を落とし込んだ、3Dホログラムを活用したインスタレーション作品。

木漏れ日と計算機自然の間の探求から生まれた作品であり、「コンピュータと自然が親和することで再構築される新たな自然環境」として捉えられる世界像を表す「デジタルネイチャー」をもとに、「大手町の森」に風景を変換する作品を作り上げた。

「nullの木漏れ日」は、空即是色色即是空と言われるように、デジタルによって物質性と離れて生まれる木漏れ日と、デジタルによって突如として生じうる可能性の関係を惹起するメディアアートになっている。

落合は、「このデジタルインスタレーション作品には鳥の鳴き声に聞こえる音がイルカの鳴き声であったり、クラクションに聞こえる音がクジラの鳴き声であったりします。そういった頭に浮かぶ様々な事物の関係性を想起しながら、デジタルと自然の融合を感じつつ、頭をnullに、いや空っぽにして1時間ほど作品を見てもらえると嬉しいです」と語っている。End

メディアアート作品「nullの木漏れ日」

会期
2022年6月9日(木)~7月8日(金)
18:00~23:00 鑑賞無料
会場
大手町タワー内「大手町の森」
詳細
https://www.ootemachinomori.com/