イメージソースが手がけるプロトタイプ
透明ディスプレイを使った「曇りガラス」

▲Wipe Fake

クリエイティブエージェンシーのイメージソース(IMG SRC)は、「μ Proto(ミュープロト)」というR&Dプロジェクトを進行中。その活動の一環として、透明ディスプレイを使った社内ハッカソンを実施している。

そのひとつが、透明ディスプレイを使って「曇りガラス」を表現するプロトタイプ「Wipe Fake」である。この取り組みでは、透明ディスプレイを結露した窓のような曇りガラスに見立てて、触ったり拭いたりする体験の開発を行っている。

具体的には、曇りガラスに指で落書きをする体験/ガラススクイージー(水切りワイパー)で拭き取る体験ができるそうで、結露した窓を実際に指や道具を使って触れたときに、水滴がじんわりと滲んだり雫が滴ったりする様子を楽しむことができるという。

そのほかにも、魚を物体検出し、生物のコンディションや演出を表示するプロトタイプ「Biotalk」、対面した人のコミュニケーションを可視化・サポートするプロトタイプ「SURU HEART-心を透過するディスプレイ-」も同プロジェクト内で開発が進められている。

▲Biotalk

▲SURU HEART-心を透過するディスプレイ-

曇りガラスがもたらす心ときめく体験、水槽の中の生き物のヘルスケアの管理や対面する人のこころのようすを透明ディスプレイを使って可視化・再現できる日もそう遠くないかもしれない。この3つのプロトタイプの最終報告はイメージソースのnoteで発表されるので続報を待とう。End