ヤマハとミニストップ、「SoundUD」の技術を活用した
無人ミニコンビニの実証店舗をオープン

ヤマハは2022年7月4日(月)、同社が開発した技術「SoundUD」(Sound Universal Design)を活用した無人ミニコンビニの実証実験として、ミニストップと共同で実証店舗「ミニストップポケット SoundUD 0号店」を東京都港区のヤマハ東京事業所内にオープンした。店舗利用は、ヤマハのグループ社員とヤマハ東京事業所訪問客のみとなっている。

「SoundUD」は、音のある空間とICT機器をつなぐプラットフォームおよびテクノロジー。音声トリガーと呼ばれる一般的なスピーカーを利用して音響通信が行えるほか、Bluetooth®やGPS等とも連動できる「SoundUDトリガー」や「SoundUDトリガーボード」を用いることで、音のICT化を実現する。

▲「SoundUDトリガーボード」にスマホをかざし、画面上のボタンを押して音源を再生するだけで入店

今回は、オフィスコンビニ「ミニストップポケット」に、同技術を活用した機能を導入。従来機能のキャッシュレス決済に加え、スマートフォンをかざすだけの簡単入店機能や、ダウンロードによる店内BGM・アナウンス機能などを使うことができる。

店内BGMやアナウンスは、専用アプリで遠隔地からタブレットなどを使って簡単にコントロール可能。BGMには、ヤマハのコンサートグランドピアノ「CFX」やベーゼンドルファーのコンサートグランドピアノ「インペリアル」などの音色を楽しめる楽曲を用意している。

▲対応アプリによるBGMダウンロードのイメージ

▲ヤマハ「CFX」

▲ベーゼンドルファー「インペリアル」

▲BGMと連動した様々なサービスイメージ

また、対応アプリを活用すれば、店内で流れるBGMに反応して、1日1回の来店スタンプを付与したり、抽選に参加できるなどの特典を付与することができるという。これにより、来店特典を付与する期間や時間帯を絞ることで、特定の期間を対象とした来店促進や、店内の混雑時間の分散も実現できるそうだ。End