▲desk／Photographer：Akihiro Yoshida

アイリスオーヤマグループ傘下のオフィス家具メーカー「アイリスチトセ」から、佐藤オオキが率いるデザインオフィス nendoがデザインしたオフィス家具コレクション「enKAK（エンカク）」が2022年8月より発売される。

コロナ禍により、在宅勤務やワーケーションなど働き方が多様化している。nendoによると、「enKAK」ではこれに合わせて、自宅やカフェなどでそのまま使用しても違和感のないデザインを目指したという。

▲desk／Photographer：IRISCHITOSE

そこで注目したのは「円」と「角」のバランス。「円」は人が触れたり、自然と集いたくなる要素であると同時に、空間に心理的な柔らかさをもたらしてくれる。一方、「角」はモノ同士を美しく連続させ、部屋の壁に沿いやすく、空間をシャープに整える効果があるそうだ。

▲chair／Photographer：Akihiro Yoshida

▲chair／Photographer：IRISCHITOSE

▲stool／Photographer：Akihiro Yoshida

▲stool／Photographer：Akihiro Yoshida

▲desktop tools, wagon／Photographer：Akihiro Yoshida

コレクションでは、チェア、デスク、ソファ、照明、アクセサリーなど、総計300点に及ぶアイテムをこの2要素の組み合わせで構成。さまざまな環境に適応しつつ、ワークスペースに求められる「集中」「リラックス」「コミュニケーション」といった機能を自由にカスタマイズできるコレクションとした。

コレクション名は「円（エン）」と「角（カク）」から命名。ロゴは、「en」は小文字、「KAK」は大文字とすることで、それぞれの形状の特徴を表している。

▲table／Photographer：Akihiro Yoshida

▲sofa, side table／Photographer：Akihiro Yoshida

▲sofa, side table／Photographer：IRISCHITOSE

▲booth／Photographer：IRISCHITOSE

▲lamp／Photographer：Akihiro Yoshida

▲lamp／Photographer：Akihiro Yoshida

メインカラーは7色を用意し、互いに組み合わせても違和感が出にくいものとした。色味や質感にこだわり、ファブリックや木目調シートはオリジナルで製作している。

今後は受付カウンターやキッチンカウンター、ベンチや壁面棚などの造作家具や、インテリアの設計監修業務なども想定しており、トータルな空間作りを支援する体制も整えたいとしている。

▲shelf, fabric panel／Photographer：Akihiro Yoshida

▲bench／Photographer：Akihiro Yoshida

▲accessories／Photographer：Akihiro Yoshida

▲accessories／Photographer：IRISCHITOSE

▲floor covering／Photographer：Akihiro Yoshida

▲built-in furniture