WOW、新しい映像体験を披露する
「Unlearning the Visuals」展開催

ビジュアルデザインスタジオ WOWは、新たなオリジナル作品を初披露する展覧会「Unlearning the Visuals(アンラーニング・ザ・ビジュアルズ)」を、2022年10月15日(土)から10月30日(日)まで、東京都品川区の寺田倉庫 E HALLにて開催する。

設立25周年を迎えるWOWは、「ビジュアルデザイン」―「視覚的なモノ・コト(=ビジュアル)はすべてデザインの対象である」というコンセプトのもと、その活動のフィールドを拡大し続けてきた。

今回の展覧会は、これまでの作品の回顧展ではなく、きたるべき30周年を見据えた、新たな挑戦の場になるそうで、新たに制作したオリジナル作品群を展示予定。寺田倉庫の大きな空間を使った没入感溢れる迫力の映像作品や、実験的な映像作品、来場者のインタラクションが可能な作品など、WOWが表現する多様性に満ちた作品群を展示する。

▲Viewpoints:「視点」を変えると新しいものが見えてくること、感じ方や考え方が変わることは、誰もが身に覚えがあるだろう。本作では、視点を変えたり特定の視点のみにフォーカスすることで、意図して景色が再構成され、それまで得られなかった気づきや嗜好を生みだすことにチャレンジする。

▲Refraction:曲面アクリルによる屈折を利用し、映像を不完全なものにした作品。我々は日常に溢れる大量の映像を情報として無意識に取り込んでしまうが、時に不完全な情報を自分の中で補完し、想像して再構築することで、無限の解像度を手に入れられる瞬間がある。

展覧会のテーマは「Unlearning the Visuals(アンラーニング・ザ・ビジュアルズ)」。「アンラーン」とは、これまで学んできたものごとを今一度自らの思考と手を使って紐解き、新たに血肉として身につけることだという。

WOWの次世代を担う注目のクリエイターたちが同展を牽引。高い技術力と表現力を武器として、次の世代にふさわしい展覧会が楽しめるだろう。End

▲回す:デバイスを「回す」事で映像が展開されるインスタレーション作品。 身の回りに溢れる、「回す」という直感的な行為を細部から見つめなおし、深く掘り下げることによって、「回す」というインタラクションを改めて紐解く。

▲祝彩風祭:「祝祭」は、昔も今も人々の心の支えになり、生きる力となってきた。本作は東北の祝い事、祝祭行事をテーマにした映像インスタレーション作品である。東北に古くから伝わる「ハレの日」に行う風習を、新たな視点と解釈を加えて再構築することに挑む。

▲モーション・モダリティ / 風の痕跡を持つ通路:会場演出の一部として、絶えず変化する雲の雰囲気を持ち、風で揺れる木漏れ日の気配がある通路を設計。会場で体験する時空を4つに分け、それぞれにおける光のふるまいを操作することで、静止している空間を活性化し、空間を豊かなものへと変化させる。

WOW展覧会「Unlearning the Visuals」

会期
2022年10月15日(土)~10月30日(日)※会期中無休
時間
11:00~20:00(最終入場19:30)
※10月20日(木)は16:00最終入場、16:30終了
会場
寺田倉庫 E HALL(東京都品川区東品川2-1-3)
詳細
https://25ex.wow.inc/