フレームを解体し、新たな骨組みを表現する
土井直也個展「新・無限のフレーム/世界の入れ物」開催

東京都江東区のEARTH+GALLERY(アースプラスギャラリー)は、2022年9月10日(土)から9月25日(日)までの期間、新・入れ物作家 土井直也個展「新・無限のフレーム/世界の入れ物」を開催する。

土井の作品やコンセプトの根幹にあるのは「中身の無さ」。同展覧会の作品は、「フレームという空洞(無)を有するオブジェを解体したらどうなるか。」から始まるそうで、空間の境界線であるフレームは、解体されることで境を消失し、新たな骨組みになるという。

▲虎の展開図から生まれた服

▲免疫の入れ物・賢者のローブ

架空の生き物の骨組みと、そこから生まれた生物。フレームの向こう側に見えているものに現実味はあるが、フェイクの世界とも言える。土井は「私たちは何を持ってその真偽を図っているのでしょうか」と問いかける。

そして、「衣服を着る私たちは世界そのもの」だとする。フレームを解体した、未知の骨組みを包む入れ物(生物)はフレームの入れ物でもあり、フレームを包んでいる空間全体と言え、世界の入れ物に他ならない。その衣服を着る鑑賞者は、世界そのものなのだという錯覚を覚えるかもしれないとしている。

▲土井直也

なお、今回は着るアート作品を数量限定・展示会場のみで受注販売。9月24日(土)にはワークショップも開催するそうだ。End

新・無限のフレーム/世界の入れ物

会期
2022年9月10日(土)~9月25日(日)
12:00~19:00(木曜~22:00/最終日~15:00)
※月・火・水は休廊、ただし9月19日(月・祝)は開廊
会場
EARTH+GALLERY(東京都江東区木場3-18-17)
詳細
https://earth-plus.com/earth-plus-gallery/archive-page/新・入れ物作家-土井直也個展-「新・無限のフレー/