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2022.10.18 13:41
スペイン・バレンシアの照明ブランド LZFが2022年の新コレクションを発表している。今回は4名のデザイナーによる6シリーズをラインアップした。
Eli Gutierrezによる「Omma」は、光を浴びた葉が揺らめく樹木のようなデザインの照明。メタルで縁取りした可動式のベニヤ材が、そよ風に揺れる葉を思わせる。幅広いタイプがあり、葉は最大で180 度回転させることで、さまざまな雰囲気を楽しむことができる。
同じくEli Gutierrezが手がけた「Kasa」は、軽く円錐形をしたウッドパネルをもつテーブルランプ。マッシュルームのような金属製のパーツから光がパネルに反射し、周囲の空間を静かに照らしてくれる。
Ray Powerデザインのペンダントライト「Sushi」は、伝統的な江戸前寿司をベニヤ材で表現したもの。日本の美を体現するシンプルかつエレガントなデザインで、機能的でもある。細い金属製の帯が海苔で巻いた握り寿司を思わせる。
デザインスタジオ Mayiceは、ペンダントライト「Dune」を縦型にアレンジ。熟練のガラス職人Eduard Garutiが手吹きで中央の膨らみを作り上げた。ガラスの内側にはLZFのベニヤが包み込まれており、垂直のフォルムに明るさと温かみをもたらしている。
ペンダントライト「Estela」もMayiceのデザイン。同じく縦に長い照明で、幸福の涙を思わせるという。ホウケイ酸ガラスの中にベニヤを施すことで、光はこの木材を通って滝のように流れ出すそうだ。
また、Isidro Ferrerが手がけた「Birdy」は、サスペンションライト「Big Bird」の小型版。バレンシアの火祭りで職人が使う伝統的な木彫り技術を活用している。巣立ったばかりの鳥をイメージしており、縦でも横でも使うことができる。