セバスチャン・バーンがデザインする
波佐見焼の茶器コレクション「Ha’ Matcha」

東京西海が展開する「Ha’(ハ)」から、セカンドコレクション「Ha’ Matcha」全9品(磁器3型2色、茶筅、茶杓、クロス)が2022年11月2日(水)より発売される。

「Ha’」は、長崎県波佐見にルーツをもつ東京西海が2019年にスタートしたブランド。ブランド名は波佐見の「ハ」から名付けた。デザインは、イギリスを拠点にするインダストリアルデザイナーのセバスチャン・バーン(Sebastian Bergne)が担当している。

自然を尊ぶ「One Step Closer to Nature(自然を身近に感じること)」をブランドテーマに掲げ、ファーストコレクション「Ha’ Plants」では、楽器や果物をモチーフにした遊び心のある花器を展開した。

今回のコレクションでは、監修者に武家茶道の石州流伊佐派 家元・磯野宗明を迎え、明確な創造的ビジョンと茶道の専門知識を融合。日本茶の文化、伝統、精神をベースに、抹茶をともに楽しむための茶器を作り上げた。

また、磁器はすべて波佐見町で生産。バーンは、波佐見で生産が完結できる「波佐見焼であること」にこだわり、素材には波佐見で日常的に使われる生地や釉薬を採用している。

同氏は、「このコレクションは、土を混ぜた磁器で作られた器や、抹茶を点てるための竹製の道具など、茶道具を中心に構成されています。優しいフォルム、微妙な質感の違い、仕上げのバリエーションが、場を共有することに意識を向けた器たちを引き立てます」とコメント。

さらに、磁器は「Horizon」と命名した。「Horizon(水平線)という名前の通り、大地と空の境界線を表現しています。水平線を眺めることは、今、ここにあるものだけでなく、その先を見据えることです。それは、日常生活の瑣末なことを超えて、世界とその中での自分の位置を考える機会でもあります」とバーンは語っている。End

▲デザイナー:Sebastian Bergne(セバスチャン・バーン)

▲監修:石州流伊佐派九世 磯野宗明