原宿のランドマーク「原宿クエスト」が建替え
OMA/重松象平が設計を担当

▲新生「原宿クエスト」外観イメージ(表参道側)

東京・原宿では、新たなランドマークとなる商業施設「原宿クエスト」の建替え計画が進められている。竣工は2025年春を予定している。

地上6階・地下1階の7フロアからなる新生「原宿クエスト」は、2020年に開業したウィズ原宿近くの表参道に面し、表参道側にはフラッグシップストアが出店。さらには敷地内に奥原宿へ抜ける路地を設け、回遊性を高めて新しい出会いや交流の場を創造し、緑豊かな歩いて楽しい街づくりを展開する。

▲表参道・代々木公園を望む開放的な高層階テラス

▲広場やアートスケープを設えたヒューマンスケールな屋外空間(北西側外観イメージ)

設計はデザインアーキテクトのOMA・重松象平が担当。「デュアリティ(二面性)」をコンセプトに、フラッグシップストアが並ぶ表参道と、個性豊かな路面店が点在する奥原宿の境界に位置する立地を活かしたデザインを採用。

表参道側は垂直性と透明性を意識したアイコニックな外観とし、パサージュを抜けた先には、奥原宿のスケール感に合わせた小さな店舗や広場、アートスケープを配置する二面性を備えている。

また、モノリシックな表情をもつ表参道側は「く」の字型の彫刻的なデザインとすることで、上部は光を取り込み、地上は奥原宿へと抜ける細い通路を作りだす。一方、奥原宿側は階段状のテラスや広場を設け、さまざまなプログラムを行うオープンスペースとなる。

▲表参道と奥原宿をつなぎ、個性的な路面店が連なるパサージュ

▲表参道や明治神宮からの連続性を感じられる、緑豊かな空間を形成

重松は、「『原宿クエスト』は、明治神宮、代々木体育館、代々木公園、原宿駅に近く、表参道の中でも公共性の高いエリアにあリます。そして同時に、敷地の北側では竹下通りなどがある奧原宿にも面しています。まさに二面性のストーリーを持った建築を計画するには最適な場所です。表参道にしっかりとした商業的な顔を持ち、同時に奧原宿側へと人々を導き、そこで新たなアクティビティを誘発する。まさに表と奥を繋げて、デュアリティを体現する建築をめざしました」とコメントしている。End

▲原宿駅前の新たなランドマークとして、表参道のケヤキ並木を彩る

▲表参道と奥原宿の個性を体現するコンセプトダイアグラム