微細藻類「ユーグレナ」を配合
バイオナチュラル・スキンケアブランド「NEcCO(ネッコ)」が誕生

微細藻類の「ユーグレナ」を配合したバイオナチュラル・スキンケアブランド「NEcCO(ネッコ)」が誕生した。ユーグレナは「ミドリムシ」という和名を持つが、5億年という時間を生き抜いてきた藻の一種だ。ビタミンやミネラルなど59種類もの栄養素を含んでいる。

開発・販売を手がけた株式会社ユーグレナは、バングラデシュにおける子どもの栄養問題からユーグレナに着目し、2005年から石垣島の自社プラントで生産をしている。これまでもユーグレナを活用した食品や化粧品を展開してきた。さらに近年はユーグレナを原料の一部にしたバイオ燃料の製造を行っており、22年からは政府専用機にも供給している。

とろみのあるテクスチャーのローション。

とろみのあるテクスチャーのローション。

その潜在能力の高さに驚くユーグレナだが、新ブランドのNEcCOは免疫に関する研究に着目して開発を行い、発売までに3年という月日がかかったという。ユーグレナエキス、ユーグレナエキスEX、ユーグレナ発酵オイル、ミドリ麹エキスという4つのユーグレナ成分に発酵美肌成分を配合し、肌に本来備わっている覚醒力をサポートする。また、シダーウッドやベルガモットなど9種類の天然精油がブレンドされた香りは、心の免疫力を支える。NEcCOが目指すのは、環境にも年齢にも揺らぎにくい「根っこから美しいひと」だ。

左からフェイスウォッシュ、ローション、エマルジョン、リッチエマルジョン、ハンドクリーム。

サステナブルに、という思いは、人に対してだけでなく環境にも向けられる。グラフィックデザイナーの菊地敦己がデザインを手掛けるパッケージには、植物由来のプラスチックが配合されている。ユーグレナを想起させる優しいグリーンに、シンプルで美しいフォルム。フレッシュな状態のまま1カ月で使い切れるコンパクトなサイズ感で、旅先などへも手軽に持っていける。

第一弾として、洗顔料、化粧水、乳液2種、ハンドクリームの5アイテムが2023年1月から発売されている。ラインナップは順次、拡充していく予定だ。