Photo by ISSEY MIYAKE INC.

A-POC ABLE ISSEY MIYAKEは、歩くことや旅を通して得た個人的体験をもとに作品を手がける写真家・西野壮平との新作プロジェクト「TYPE-Ⅵ Sohei Nishino project」を発表した。

異分野や異業種で活躍する人々との出会いから、さまざまな「ABLE」を生み出してきた同ブランド。今回は、西野の代表作「Diorama Map」シリーズの2作品をA-POC ABLE独自の高度なジャカード織り技術で衣服に仕立てた。

「Diorama Map Tokyo 2014」2014年
Photo by Sohei Nishino

「Diorama Map Kyoto」2003年
Photo by Sohei Nishino

「Diorama Map」シリーズは、各地の街を歩きながらさまざまな対象を撮影し、すべての写真をその都市の地図に即して1枚1枚キャンバス上に貼り合わせた作品である。一定の期間にわたって定点的に同じ都市を見ることで「ひとりの人間が街をどのように見て歩いたか」という記憶の痕跡、さらにはエネルギーの縮図としての都市を表現している。

Photos by ISSEY MIYAKE INC.

アイテムには、西野が捉えた「Tokyo 2014」を織り込んだリバーシブル仕様のステンカラーコート、「Kyoto」を織り込んだ5ポケット仕様のパンツ、バケットハットを展開。ヨコ糸に通気性に優れた紙の糸を使用することで、軽い着心地を実現した。