スマホでいつでも簡単に検索・予約できる
病児保育ネット予約サービス「あずかるこちゃん」

日本最大級のクリエイティブアワード「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 2023」は、2023年11月1日(水)に各部門の受賞作品を発表し、クリエイティブイノベーション部門のグランプリに病児保育ネット予約サービス「あずかるこちゃん」を選出した。

内閣府の調査によると、全国の病児保育室の利用率は約30%とあまり活用されていない状況にある。その原因には、認知不足や電話予約の煩雑さなどが挙げられる。「あずかるこちゃん」は、こうした課題を解決しようと開発されたサービスである。

その特徴は、病児保育室を検索・予約がLINEやウェブを通じていつでも簡単にできることにある。これまで手書きでの提出が求められた書類手続きは、スマホからの記入・提出が可能となる。近隣の病児保育室の検索はマップや名称から手軽にでき、空き状況をわかりやすく表示する。

さらに、病児保育室からのリマインド機能、病児保育室の写真やスタッフの確認、子どもの様子を共有したりお迎え時間の変更相談といった細かいやりとりもスマホでできる。サービスの利用にはアカウントの作成が必要だが、アカウント作成や予約などのシステム利用料は発生しない。

また、施設のスタッフも煩雑な事務作業から解放され、保育に集中できるのも同サービスのメリットだ。現在は182施設、10自治体で導入されており、登録児童数は95,000人、累計予約数275,000件を超える。導入自治体では、地域にある委託先の病児保育室の情報の一元管理も行っている。

加えて、産後ケアを必要とする女性のために産後ケア予約サービス「あずかるこちゃん産後ケア」を開発中で、クラウドファンディングも実施している。End