倉俣史朗デザインの照明「Hydrogen Dream」
世田谷美術館の展覧展に合わせて復刻

倉俣史朗「Hydrogen Dream」
サイズ W175×D90×H240mm
使用電源:5.0V 0.5A以上(USB TYPE-Cコネクター)
光源:電球5V 0.115A (0.575W) 寿命4万時間

1991年に逝去したインテリアデザイナーの倉俣史朗がデザインした照明「Hydrogen Dream(水素の夢)」がギャラリー田村ジョーにより復刻。東京・世田谷美術館で開催中の「倉俣史朗のデザイン-記憶のなかの小宇宙」展にあわせ、同館のミュージアムショップおよび東京・池尻大橋のセンプレで販売を開始した。

同製品は倉俣が1988年に手がけたもので、照明「SAMBA-M(サンバM)」と同時に発表された。市販のスプーンを用い、「つぼ」の部分を利用して光を拡散させているのが最大の特徴だ。倉俣が水素を利用した自動車が走る夢を見たことから、その名前が付けられた。

発表当時は彫刻家による高い精度の金属加工が施されており、台座は大理石のものが2台、金属のものが約20台のみ製作された。これまで展覧会で数回公開されただけであり、実物を目にした人は少ない。また、発表当時の技術では製作が難しかったことから、世に出た数量は限られている。

今回の復刻では、当時と同じ工場で生産されたスプーンを使用。LEDではなく小型電球を採用し、発表当時の光を再現している。受注生産品の台座底面には、シリアルナンバー入りのプレートが付属。給電方式はUSBタイプC端子のため、海外での使用も可能だ。

なお「倉俣史朗のデザイン-記憶のなかの小宇宙」展は、2024年1月28日(日)まで開催。会期中は世田谷美術館のエントランスホールでギャラリー田村ジョー/センプレデザインが提供する倉俣のチェア「How High the Moon」に座ることができる。End

倉俣史朗のデザイン-記憶のなかの小宇宙

会期
2023年11月18日(土)~2024年1月28日(日)
開館時間
10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日
毎週月曜日、12月29日(金)~1月3日(水)
※1月8日(月・祝)は開館、翌1月9日(火)は休館
会場
世田谷美術館 1階展示室
詳細
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00216