日本デザインセンターが手がけた縦書き対応の日本語向け文章作成アプリケーション「stone」のiPad版がリリースされた。

いざ文章を書こうと思っても、パソコンの画面や文書作成アプリケーションのナビが煩雑で使いづらく、集中力を欠いてしまうことがある。そこでローンチされたstoneは、落ち着いた気持ちで書けるように、必要な機能を最小限にとどめたシンプルな画面が特徴のテキストエディタである。

レイアウトや校正を行う機能はなく、フォーマットはプレーンテキスト（.txt）のみ。シンプルなUIと操作感により、まっさらなノートに文字を美しく綴るかのような書き心地を実現する。文字の大きさや行間を調整することで、俳句のような短い文章から長いレポートまで、さまざまな文章が書きやすいようにデザインされている。

入力画面のイメージ。

書体は、「游明朝」と「Times New Roman」を組み合わせた明朝体と「游ゴシック」と「Helvetica Neue」を組み合わせたゴシック体を用意。ライトモード・ダークモードの切り替えもできる。Mac版の機能や操作感はそのままに、タブレットならではの持ち運びやすさによる幅広いシチュエーションで、思うままに文章が綴れるツールとなっている。