水戸市の茨城県近代美術館は、「つくる展　TASKOファクトリーのひらめきをかたちに」を2024年7月20日（土）から9月23日（月・祝）まで開催。アート・ファクトリー「TASKO（タスコ）」のユニークなものづくりの秘密に迫る展示を行う。

体裁や既成の概念に囚われずに、ユニークな発想力と優れた技術力で映像や広告、アートなどの幅広い作品を手がけてきたTASKO。同展では、「うかぶ風船」などの磁力や風力を使った装置や、「ひかりの3原色」といった光や影の特性を活かしたインスタレーション、音や香りが出る装置など、五感で楽しめる作品などを紹介する。

また、新作「PIXTERIOR（ピクステリア）」が発表。押しボタンスイッチが並んだイスの表面にピクセル画やカラフルな映像が映る、家具としても、デバイスとしても楽しめる作品だ。「TASKOの棚から」コーナーでは、制作に用いる道具や素材、試作品などを展示。TASKOのものづくりにおける工夫や制作の裏側を知ることができる。

期間中は、初日にTASKOのメンバーを迎えたオープニングイベントが行われるほか、小中学生を対象としたTASKOのワークショップ「テンセグリティをつくろう！」も初日と8月18日（日）に開催。ものづくりの不思議さや面白さに触れ、自分も何かを「つくりたい！」というワクワクした気持ちになれる展覧会である。