「C³Office」

コクヨは、同社が中国・香港のオフィス家具ブランド「Lamex（ラメックス）」と共同で展開する中国・上海ショールームを全面リニューアルし、「C³Office（コフィス）」として2025年5月15日（木）にオープンした。

「つながり」をテーマに、従来のオフィス空間と商業空間の垣根を乗り越えることを目指す「C³Office」。人と空間の関係性や人と人の感情的なつながりを、「Connection」の頭文字「C」で表現。中国の古代哲学・道教の思想「三生万物」から着想を得て、つながりから生まれる無限の可能性という意味を「3」という数字に込めた。また「C」には、「Coffee（コーヒー）」、「Creativity（クリエイティビティ）」、「Community（コミュニティ）」、「Cooperate（協力）」といった言葉も重ね合わされている。

1階は、無設建築設計事務所（NOT A STUDIO）の創業者兼チーフデザイナー 顧 憶が手がけた複合空間で、コーヒーショップのほか、コクヨデザインアワードから生まれた製品のも販売スペースを併設する。

一方、2階は家具ショールームとなっており、これまでコクヨがオフィスコンサルティングなどで得た知見やヒアリングに基づいて考案した、働くうえでの7つの行動要素「7 Experience」をパノラマ的に展示。Lamexのスマート生産技術と、コクヨが長年にわたり培ってきたデザイン理念を融合した作品を紹介し、テーブルとチェアのシリーズ「Any（エニー）」も体験できる。

同ショールームは、「未来のオフィス」に向けたコクヨの実験室として位置づけられている。製品と空間デザインの融合を通じて、人と人とのつながり、そして生活者と社会とのつながりを再構築し、ワクワクする未来のワークとライフを「ヨコク」することを目指している。