OSTOOL

東京を拠点とするクリエイティブユニット TENTは、カリモク家具との協業により開発した木製スツール「OSTOOL（オスツール）」を発売する。

昨今はテレワークが浸透し、働き方が多様化する一方で、座ったままで長時間作業する機会も増えている。「座りっぱなし」は健康に悪影響を及ぼすとされ、身体への負担軽減が求められている。

こうした課題を解決しようと、TENTが着目したのがスツールだ。スツールは、背もたれがなく、前後左右のどこからでも「立つ・座る」の姿勢を切り替やすいのが特徴だ。しかし、一般的なスツールは、座面や脚が角張っているため、腿の裏や足に痛みを感じやすく、落ち着かないこともある。

そこでTENTはカリモク家具とともに、体になじんで座り心地のよいスツールを開発。座面も脚もすべての角を丸く仕上げた、まろやかな形のスツールをつくり上げた。裸足や素肌が触れても違和感がなく、木のあたたかみも感じられるため、リラックスして座ることができる。

また、木のクセや力のかかり方までも細かく検証し、接合部分の精度と強度を確保するなど、人をしっかりと支えられる構造を実現。ぶつけても傷が目立ちにくく、長く使うほどに自然な風合いが増してゆく。

ネーミングには、単なるスツールを超えて、暮らしのなかで自然と愛着が湧き、思わず丁寧語の「お」をつけて呼びたくなる、「相棒」のような存在になってほしいという思いが込められている。

「OSTOOL」
カラー：グレー／ブラック／グリーン