工芸を通じて未来を見つめる 「FUTURE PERFECT」
六本木AXISギャラリーで開催

家具・インテリアセレクトショップのリビング・モティーフは、2025年10月3日(金)から5日(日)までの3日間、六本木・AXISギャラリーにてイベント 「FUTURE PERFECT 工芸を通じて翻訳される豊かさのかたち」 を開催する。

イベントタイトルが示す「未来完了」という言葉には、いま私たちが選び取るものや考えが、未来を形づくる行為であるという想いが込められている。工芸というフィールドを入り口に、多彩な選択の積み重ねが「豊かさのかたち」を翻訳し、新たな時間軸を提示する場となる。

本展は、リビング・モティーフと、個性豊かな5人のショップオーナーが推薦する作家たちによる作品展示・販売を中心に構成される。会期中はテーマにちなんだ対談や座談会も予定され、鑑賞者に驚きや感動、そしてユーモアをもたらす多層的な体験を提供。「工芸を通じて翻訳される豊かさのかたち」という副題のもと、工芸の枠を越えて日常に寄り添う表現が一堂に集まる。

参加メンバーの5人は以下の通り。

瀬川 誠人|FAAR 1976年京都府生まれ。イタリアにてブランドのデザイナー、クリエイティブディレクターを兼任し、帰国後、2019 年にSEEALLを設立。2022年、清澄白河にモノとコトに対して新たなアプローチとリサーチをし、ひとつ先にある新しいクリエイティビティーを取り挙げていくコンセプトを実現した空間、FAARをオープン。

郷古 隆洋|SWIMSUIT DEPARTMENT 1972年東京都生まれ。ユナイテッドアローズやランドスケーププロダクツでの勤務を経て、2010 年にSWIMSUIT DEPARTMENT を設立。輸入代理店をはじめ、世界各国で買い付けたヴィンテージ雑貨などを販売するBATHHOUSEを運営するほか、店舗のインテリアコーディネートやディスプレイなども手がける。

宇野 昇平|工藝 器と道具 SML 1970年東京都生まれ。都市計画コンサルタントやデザイン事務所勤務を経て、デザインコンサルタントsurmometer inc.を設立。主に食や工藝にまつわる企画、PR、広告、ブランディングなどを行う傍ら、工藝 器と道具 SMLのバイヤー/ディレクターも務める。

加藤 典子|Alocasia 1976年千葉県生まれ。国内外のアパレルショップやセレクトショップにて勤務後、2021年、高井戸にうつわギャラリーAlocasiaをオープン。国内の工芸作家によるうつわのほか、各国の工芸品やヴィンテージアイテムなど、ジャンルや時代を越えて心を動かすものをセレクト・紹介している。

広瀬 一郎|桃居 1948年東京都生まれ。出版社勤務、飲食店経営を経て、1987年より西麻布にて、工芸ギャラリー 桃居をスタート。生活に根付いた工芸作家のうつわを紹介するギャラリーの先駆けとして、40 年ちかくにわたり、日本の現代陶芸を見続け、多くの著名な作家を輩出している。

未来から現在を見つめ直すような視点を投げかける「FUTURE PERFECT」。工芸を媒介にした多彩な表現を通して、まだ見ぬ未来を想像するきっかけとなりそうだ。

FUTURE PERFECT

会期
2025年10月3日(金)~10月5日(日)
時間
11:00~19:00(最終日は18:00まで)
主催
リビング・モチーフ
会場
AXISギャラリー(東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F)
詳細
https://www.livingmotif.com/topics_detail.html?info_id=3506