NEWS | アート / 講演会・ワークショップ
2025.10.01 11:25
エイドリアン・ハート(Neon Dance 芸術監督)
岐阜県養老町にある体験型アート作品「養老天命反転地」が、2025年10月に開園30周年を迎える。それを記念し、2025年10月25日(土)から11月17日(月)まで特別イベント「養老天命反転中!Living Body Museum in Yoro」が開催される。
「養老天命反転地」は、芸術家であり建築家の荒川修作とマドリン・ギンズによって1995年に開園したユニークなテーマパークだ。水平・垂直方向の軸を極力排除した約18,000㎡の広大な敷地には、訪れる者の平衡感覚や遠近感を揺さぶる仕掛けが散りばめられている。本イベントは、物質文明から生命文明へのシフトが求められる現代において、身体の可能性を探る彼らの思想を体感する機会となる。
養老天命反転地 フィールド
本イベントには、英国のダンスカンパニーNeon Dance、サウンドアーティストevala、美術作家の大巻伸嗣が参加し、インスタレーションやパフォーマンスを展開。特に、2025年11月1日(土)から3日(月・祝)までの3日間は、夜の養老天命反転地を舞台に音と光、ダンスが融合する特別公演「Living Body Museum in Yoro (night version)」が上演される。月明かりに照らされた幻想的な空間でのパフォーマンスは、この場ならではの歴史的体験となるだろう。
養老天命反転地 記念館内部
さらに会期中には、情報科学芸術⼤学院⼤学教授の赤松正行による「バランスからだ自転車」のワークショップも開催。参加者は遊びを通じて身体感覚を拡張し、新しい視点を得ることができる。私たちの⾝体の持つ新たな可能性に目を向けさせる「天命反転」の思想を、この特別なイベントで体感したい。
養老天命反転中!Living Body Museum in Yoro
- 会期
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2025年10月25日(土)~11月17日(月)
※火曜日は休園 - 会場
- 養老天命反転地(養老公園)岐阜県養老郡養老町高林 1298-2
- 時間
- 午前9時〜午後5時(最終入場 午後4時30分)
- 詳細
- https://lbm.architectural-body.com/