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3時間前

「Nougat(ヌガー)」(施工例) Photo by Jun Yasui
1885年創業の老舗タイルメーカーのダントー(淡陶社)が展開するブランド「Alternative Artefacts Danto」から、2種類の新作が登場。いずれもTeruhiro Yanagihara Studioのデザインによるもので、2025年11月より受注販売を開始する。
同ブランドは、従来のタイルの形や用途にとらわれず、素材としての可能性を探るプロジェクト。長年培ってきた陶土の研究や製造技術、職人の手仕事にデザインの視点を融合させ、過去と未来をつなぐ新しいタイルのスタンダードを提案している。2024年のミラノデザインウィークで初披露され、これまでにIndia Mahdaviによる4種とYanagihara Studioによる3種のタイルを発表。日本では2025年3月から展開をスタートし、今回の新作はその第2弾となる。

「Nougat(ヌガー)」197×97mm、5色展開 Photo by Ichiro Mishima
新作となる「Nougat(ヌガー)」は、その名の通りお菓子のヌガーから着想を得たデザイン。プリントではなくすべて土のみで構成され、素材の持つ自然な質感と上品な遊び心が共存する。197×97mmのサイズで5色展開される。

「Fabric(ファブリック)」197×97mm、5色展開 Photo by Ichiro Mishima
一方の「Fabric(ファブリック)」は、布の繊細な織りの表情をタイルに転写したシリーズ。実際の布をもとに金型を制作し、陶器の表面に織物の質感を写し取ることで、素材の境界を越えた新たな表現を生み出している。こちらも197×97mmのサイズで5色展開だ。

「Fabric(ファブリック)」(施工例) Photo by Jun Yasui
ふたつの新作は、光や人の気配に呼応して表情を変え、空間に静かなリズムを生む。伝統の継承と革新の交差点から生まれた新しいタイルだ。![]()












