NEWS | プロダクト
2時間前

武内経至による「UP」。
カリモク家具は、ミラノを拠点に活動するデザイナー武内経至がデザインを手がけた木製杖「UP」を、2025年12月24日より自社ECサイト「Karimoku Commons Shop」にて発売。ミラノデザインウィークを起点とした企画展から生まれたプロジェクトが、プロダクトとして本格的に始動する。

企画展「walking sticks & canes」の展示風景(2024年、トリエンナーレ・ミラノ)。Photo by Delfino Sisto Legnani
製品化の背景には、2024年のミラノデザインウィーク期間中にトリエンナーレ・ミラノで開催された企画展「walking sticks & canes」がある。同展は、武内がキュレーションを務め、「杖」を単なる歩行補助具ではなく、自分らしさを表現し、前向きに日常を生きるためのポジティブな道具として再定義する試みだった。カリモク家具はこの思想に共鳴し、展示作品の製作支援を経て、製品化プロジェクトを立ち上げた。

サイズ:W130 D28 H800 (mm)/W130 D28 H850 (mm)/W130 D28 H900 (mm) 価格:49,500円(税込)
第一弾となる「UP」は、武内自身がデザインを手がけた一本。象徴的なペーパーコード巻きの持ち手は、視覚的なアクセントであると同時に、立ち上がる際に体重を預けられる実用的なグリップとして機能する。下部に向かって徐々に太くなるフォルムにより、手が滑りにくい構造とし、家具製造で培ってきた木工技術を生かして、手に馴染む確かな質感を実現している。

@Keiji Takeuchi
素材にはナラ材を使用し、カラーは武内の拠点であるイタリアを意識した鮮やかなレッドを採用。サイズは3種類を展開し、さまざまな体格や使用シーンに対応する。なお「UP」は、トリエンナーレ・ミラノのコレクションにも収蔵され、2025年の国際展にも出品されている。![]()












