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48分前

この夏、大丸松坂屋百貨店の新たなシンボル「百様図」と新包装をお披露目した。「百様図」とは穴の空いた紙の重なりでできている図柄である。「穴」と「重なり」の単純な組み合わせから成る百様図の開発に私たちデザインチームは1年余もの時間を費やした。
アイデアの発端は5年前に遡る。当時、別の仕事で一枚の紙から本体をくり抜いて組み立てるキットをつくっていたが、捨てるはずの残紙の束に目が奪われた。それは、単純な穴が重なっただけなのに、簡単には思いつくことのない図柄だった。しかも、束の中の1枚でも動かすと瞬時に異なる模様が現れる。ひょっとすると穴の空いた紙でしかできない表現かもしれないと、夢中になった。それは遠くなりかけていた記憶だったが、ふとした瞬間、頭の片隅からころんと転がって出てきた。












