新刊案内 竹原義二著『竹原義二の住宅建築』

『竹原義二の住宅建築』
竹原義二 著(TOTO出版 3,990円)

日本建築において伝統的に受け継がれてきた空間の成り立ちや作法を再解釈し、現代の建築空間に展開している数少ない建築家のひとり、竹原義二。彼のギャラリー・間での展覧会に際して刊行された作品集。竹原の建築へのまなざしを綴った序文にはじまり、彼率いる無有建築工房が丹念に描き上げた手描き図面や写真家・絹巻 豊による写真を通して、竹原作品の魅力に迫る。また、建築史家、藤森照信と建築家、花田佳明による寄稿・竹原論は、これまであまり論評されてこなかった竹原建築の粋を一気に理解させる内容となっている。B5判変型、320ページ、日英併記。

ギャラリー・間での展覧会は4月14日〜6月19日まで。詳細はこちら

以下、目次より。

●序文 完結しない建築へーー竹原義二
●作品 住吉山手の家/東広島の家/広陵町の家/新千里南町の家/比叡平の家/蓬莱・玄のアトリエ/箱作の家/明石の家/岩倉の家/額田の家/岸和田の家/乗鞍の家/富士が丘の家/大川の家
●寄稿 竹原城の謎ーー藤森照信
●寄稿 「建築」家・竹原義二ーー花田佳明
●作品データ
●略歴