東京大学教授 中邑賢龍氏による「凹デザイン塾」
第3期生を募集中です

本誌167号(2014年2月号)の「オピニオン」にご登場いただいた、東京大学 先端科学技術研究センター(RCAST) 教授の中邑賢龍氏。その中邑氏が主導する「凹(ぼこ)デザイン塾」が、3期生を募集中です。

今回から会場となるのは、1928年完成の先端研1号館「サロンルーム」。1階には今も旧航空研究所の風洞実験室が残る歴史的建造物です。その2階に新設されたサロンルームには、中邑氏が収集した北欧家具やティーセットが並び、窓から大きな銀杏の木をのぞむことのできる心地よい空間です。

「凹デザイン」とは、「不完全なモノが、人を育て、社会を刺激し、もっと強い未来をつくり出す」という中邑氏の掲げるコンセプト。「完璧・安全・簡単な社会からは何も生まれない」とも語っており、不完全なヒトやモノを受け入れ、理解することから考えをスタートさせます。

講師はほかに、RCAST協力研究員/アーティストの鈴木康広氏、助教/プロダクトデザイナーの神原秀夫氏、准授授/ロボットクリエイターの高橋智隆氏といった豪華な布陣。加えて、3期は、オリンピックアスリートの為末 大氏、オペラ演出家の佐藤美晴氏を迎えます。テーマは「大人の学芸会」。

トップランナーたちは大きなプレッシャーと闘いながらも、自分たちの企てに夢中になり、そのプレッシャーさえ楽しんでいます。プレッシャーと言わずとも同じように、時間も、しがらみも忘れて、みんなで1つの課題に向かって夢中になって考え、つくり、最後には人々を招いて発表会をしようというプログラム。

目に見えるわかりやすい成果ではなく、考え方に刺激や衝撃を受ける貴重な機会になるはずです。


▲写真左から、中邑賢龍氏、鈴木康広氏、神原秀夫氏、高橋智隆氏


詳細内容や受講料、参加方法については、下記事務局へお問い合わせください。


新しい発想で商品や社会をデザインする
「凹デザイン塾・サロン」


会場 東京大学先端研1号館・サロンルーム
   東京都目黒区駒場4丁目6番1号


第3期スケジュール
第1回 9 月9日(火)13:30〜
中邑賢龍「イノベーションを生み出す社会とは?」

第2回 10月7日(火)17:30〜
為末 大「あきらめることからデザインする」(観月会)

第3回 11月4日(火)13:30〜
高橋智隆「ヒューマニティをデザインする」

第4回 12月12日(金)13:30〜
神原秀夫「落とし所をデザインする」

第5回 1月6日(火)13:30〜
鈴木康広「モノの見方をデザインする」

第6回 2月8日(日)9:30〜
発表会


お問い合わせ 博報堂ダイバーシティデザイン 凹デザイン塾事務局
       E-mail: hdd@hakuhodo.co.jp
       Tel: 03-6441-7984(橋本)