NEWS | インテリア
2019.02.08 17:12
サンフランシスコに拠点を置く Edmonds + Lee Architectsは、新たに手がけた「Kugelschiff」というトレーラーを公開した。これは、1960年代に製造されたキャンピングトレーラー「Airstream Bambi II」を改装したもの。
同事務所はクライアントからの要望を受け、ビンテージもののキャンピングトレーラーを移動式のライブ・ワーキングスペースに変身させた。
本プロジェクトでは、このような小さな箱のなかに、建築をどのように進化させ、まとめるかが大きな課題だったという。固いエッジと閉じた境界だけで終わるのではなく、Airstreamのさまざまな要素を一つにまとめ上げた。
ソファの背もたれの高さに合わせて、その横にコーリアン(Corian)で仕上げたカウンターを設けた。ソファスペースには、サーリネン(Saarinen)のチューリップテーブルがぴったりと収まっている。
内装には白の光沢仕上げを施したアルミニウムパネルを張り、ほとんど鏡のような外装を反復したデザインで、暖かいグレーの室内装飾と柔らかい手触りのホワイトアッシュのフローリングという、控えめな色づかいで空間を豊かにしている。
このプロジェクトは、独立した隠れ家であり、空間の有限性に対する建築の無限の創造性のあり方を提示している。