東京・港区の東京ミッドタウン内にある21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1＆2では、2019年7月19日（金）から11月4日（月・祝）まで企画展「虫展 －デザインのお手本－」が開催される。

自然を映し出す存在である、虫。身近なものだが、実はそのほとんどの生態はわかっていない。人類よりもずっと長い歴史のなかで進化を続けてきた多様な虫の姿からは、さまざまな創造の可能性が浮かび上がるだろう。

▲岡篤郎＋小林真大「MAO MOTH LAOS」（イメージ）

▲隈研吾建築都市設計事務所＋アラン・バーデン　新作イメージ

ディレクターにはグラフィックデザイナーの佐藤卓、企画監修には虫好きとしても知られる解剖学者の養老孟司を迎え、知れば知るほど不思議な虫たちを「デザインのお手本」にする試みだ。

会場では、デザイナー、建築家、構造家、アーティストたちが、虫に着想を得たさまざまな作品を展示。虫の多様性や人間との関係性を通して、デザインの新たな一面を虫から学ぶ展覧会となっている。

また、開催中の企画展「ユーモアてん。／SENSE OF HUMOR」の関連展示として、6月8日（土）から6月30日（日）まで「クリヨウジのクレージーハウス」が、ギャラリー3にて開催される。

アーティストのクリヨウジは、現在91歳。1956年に初の漫画展を開催して以来、アニメーション映像800点以上、絵画3000点以上、漫画10万点以上と、超人的な数の作品を生みだしてきた。本展では、最新の絵画作品を中心に、クリヨウジの描く空想にあふれた世界がより広く紹介される。