京都の都市構造と食文化を読み解く展覧会「Food Shaping Kyoto」
独ヴィトラ・デザイン・ミュージアムで開催

デザインと建築を柱とする領域横断型の教育研究拠点 KYOTO Design Labは、展覧会「Food Shaping Kyoto(京都と形作る食)」を、2019年6月7日(金)から6月17日(月)まで、ドイツのヴィトラ・デザイン・ミュージアムで開催する。スイスを拠点に活躍する建築家 マニュエル・ヘルツおよびシャディ・ラーバランとの共同企画だ。

▲錦市場

▲Food Shaping Kyotoの展示を検討する様子

ヴィトラ・キャンパス内で一際目を惹くバックミンスター・フラー・ドームが会場で、その空間全体を今日の台所・錦市場の協力を得て2015年から続けてきたリサーチの成果に基づいて構成。

▲Food Shaping the City 2015

▲Food Shaping the City 2016

長い歴史のなかで培われてきた文化や、生産から消費に至る食の循環によって、都市がどのように形作られてきたのか。京都の「都市」と「食」の関係を、都市構造と食文化を横断する6つのキーワード〈生産、水、市場、流通、都市形態学、祇園祭〉で読み解き、400点を超える資料と映像インスタレーションにより多彩な展示を行う。

このKYOTO Design Lab(D-lab)は、京都工芸繊維大学がデザインと建築を柱とする領域横断型の教育研究拠点として設立した、コラボレーションのためのプラットフォーム。2014年の発足以来、「Innovation by Design」をミッションに、基礎研究をとおした社会的課題の発見と解決のための、さまざまな専門性が交差するインキュベーターとして活動している。End