原田マハが手がける初の展覧会が清水寺で限定公開
「CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展」

1946年に発足した世界中の美術館/博物館の国際会議「ICOM(アイコム/国際博物館会議)」が2019年に日本で初めて開催される。

このICOM京都大会2019開催を記念して、小説家・原田マハが仕掛ける初の展覧会「CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展」が、京都の世界遺産・清水寺にて2019年9月1日(日)から9月8日(日)まで8日間限定で公開されることになった。

▲加藤泉《無題》2019年(本展のための特別制作) 布、革、アクリル絵具、パステル、ステンレススチール、アルミニウム、鉄、刺繍、石、 リトグラフ ©️2019 Izumi Kato

▲「ライヒ リヒター ペルト」展示風景 The Shed(2019年、ニューヨーク)

▲ 猪熊弦一郎《無題》1948-49年頃 油彩、板[3枚組の一部]個人蔵 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団

日本と積極的に接触をした外国人アーティストや、国際的に活躍した日本人アーティストの作品をあわせて展示することにより、日本と世界のアートがどのように融和してきたかを展観する企画である。

また、清水寺は1200年の歴史の中で初めて、西洋近代絵画、現代美術、文学、マンガ、映画など、ジャンルを越えた作品を公開。小堀遠州の作庭による素晴らしい庭園(通常非公開)とともに展示が楽しめるそうだ。

▲ミヒャエル・ボレマンス《くちなし(2)》2014年 墨、和紙/掛軸 個人増 (C) Michaël Borremans

▲【上】川端康成「かささぎ」1963年 【下】東山魁夷《無題》1963年 個人蔵

これに合わせて、キュレーターとしても活動してきた総合ディレクター 原田マハが同展を舞台に書き下ろした小説「20 CONTACTS消えない星々との短い接触」を幻冬舎より刊行。展覧会では原田マハによる全作品の解説と小説の一部を掲載したタブロイド紙を無料配布する。

さらに、会期中は清水寺・大講堂にて、原田が竹中直人、山田洋次、桂南光など多彩なゲストを迎えるトークイベント「CONTACT.ALK:アート経由・日本と世界のつなぎ方」も開催する予定だ。End

CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展

会期
2019年9月1日(日)~9月8日(日) ※会期中無休
7:00~18:00(最終入場は17:00)
会場
清水寺
詳細
https://contact2019.com/