次世代漬け物「10% I am」が発売開始
漬け物を現代の食生活から見直した新ブランド

「次世代漬け物」をキャッチフレーズとした発酵加工食品ブランド「10% I am」(テンパーセントアイアム)が発売を開始した。

同品の開発・販売を手がけるのは、滋賀県高島市に本社を置く「共立(トモダチ)」。渋谷ヒカリエ8階「d47 MUSEUM」にて2019年7月22日(月)まで開催の展覧会 「Fermentation Tourism Nippon ~発酵から再発見する日本の旅~」展でも紹介された食品だ。

この「10% I am」は、「漬け物」の持つ「箸休め」というイメージを見直し、「発酵するサラダ」として新しい提案を行うもの。また、添加物によって味を作るのではなく、発酵(有機物の酵素分解)を味に転換する誠実な商品作りをベースにしている。

例えば、キムチに使う魚醤は、鰯を1年間塩漬けにし、1日かけて炊き、1日かけて濾すという手間をかけており、コチュジャンの柔らかい甘味は、練った米粉に麦芽を合わせて分解を進め、さらに米麹を加えて作った「米あめ」を使用しているという。

気になるブランド名だが、私たちの体がまるで菌の惑星のような存在であり、その菌の活動によって生かされている、私が私である部分は実はほんの僅かなのかもしれず、「体に良い菌と共生する」というイメージに由来しているそうだ。End