Pentagramがデザインを手がけた
ロールス・ロイスの新しいブランドアイデンティティを公開

ロールス・ロイスはこのほど、新しいブランドアイデンティティを公開した。デザインを手がけたのはPentagramで、新旧のプロダクトやデザイン精神、デザイナー、神聖なアイテム、クライアントと結ぶユニークな関係など、ロールス・ロイスのあらゆる領域を深く探求することから生まれたそうだ。

美しさ、ラグジュアリー、スタイル、完璧さを具現化した同社のシンボルである「スピリット・オブ・エクスタシー」は、車体のフロントに置かれるだけでなく、現代のデジタル世界にも対応するようにイラストの形に進化。

カラーパレットは、深く威厳のあるパープル系を採用。自然界には珍しい色合いだが、神話や芸術、信仰心や王権をイメージさせるもので、つねに富と力を象徴してきた色調である。さらに、エレガントでモダンなメタリックローズゴールドも使うことで、パープルをいっそう際立たせている。

「Badge of Honour」と呼ばれる「R」を2つ重ねたロゴは、デザインの変更はないものの特定のプロダクトのみに用いられることとなる。

「Rolls-Royce Motor Cars」というワードマークについては、1930年代のロールス・ロイスのアーカイブにあった、アールデコ風のタイポグラフィをベースとした。また、フォントは過度に装飾的でないがラグジュアリーを体現する「Riviera Nights」とし、「Motor Cars」は小さめにすることで、自動車業界以外での「Rolls-Royce」の広い影響力を表現することを目指した。

そのほか、新たに「スピリット・オブ・エクスタシー」を体現するヴィジュアルアイデンティティ「Expression」を構築。スピリット・オブ・エクスタシーの面影を残しつつも、シルクのような流動的な形状で、オーラのようでありながらもテクノロジーを感じさせるデザインに仕上がっている。End