カーボンの塊から削り出したオールイン・ワン
キッチンツール「ANAORI kakugama」

カーボン・グラファイト製造のメーカーANAORIは、キッチンツール「ANAORI kakugama(アナオリ カクガマ)」を発売している。

3000℃という高温で焼成したカーボンの塊からひとつずつ削り出される「ANAORI kakugama」は、1台で「焼く」「煮る」「蒸す」「揚げる」「炊く」をこなす、シンプルでありながら多機能なオールイン・ワンのプロダクト。

カーボンは鉄の10倍の強度を持ち、高い遠赤外線と蓄熱性、耐摩耗性、耐熱性、熱伸縮性、耐酸性、熱伝導性にも優れた素材。これらの効果と熱効率を高めるデザインにより、どの調理法でも食材への理想的な火入れが可能で、あらゆる熱源に対応できるという。

そして、カーボンが持つ自然の力を尊重し、できるだけ手を加えずに食材の持ち味を高める、「第二の自然」ともいうべき料理法を実現するそうだ。

茶道の「角釜」にインスパイアされたキューブ形の内部には、江戸時代中期に主流だった均一な熱の対流を可能にする釜の形「いも形」を再現。さらに無垢のヒノキの中蓋や、すべての角と縁に施された茶室建築に伝わる「几帳面取り」など、日本ならではの機能美を体現している。End