東北地方の新しい地域連携ICカード
「IGUCA」と「ハチカ」が登場

みちのりグループ岩手県北バスは、2022年春にサービスを開始する地域連携ICカードの名称・デザインを発表した。対象エリアは岩手県内と青森県八戸圏域で、カードの名称は岩手県内=「IGUCA」および八戸圏域=「ハチカ」に決定した。

「IGUCA」は、岩手県の方言「いぐ(行く)」(IGU)とカード(CARD)を組み合わせてネーミング。カードデザインは「行ぐか」と声を発しているイメージとなる「吹き出し」を組み合わせたもので、わかりやすく親しみやすいデザインを採用。ロゴマークは、矢印に見立てた「G」と駆け足をしているようなフォルムの「A」で、目的地へ向かうイメージとしたという。

一方、「ハチカ」のデザインは、八戸工業大学感性デザイン学部創生デザイン学科に依頼。学部内でのコンペを経て、240件の中から同大学2年生・佐々木南海さんのデザインが選定委員会で選ばれた。

同氏によると、赤は人とのつながり、青は圏域の空や海といった自然、黄色は食をイメージ。幅広い年齢層に一目ですぐ伝わるようにし、軽快さをもたせていつでも気軽に利用してほしいとの思いからカタカナ表記を採用した。また、多くの人々にとって愛着が湧くカードになってほしいと考え、レトロ調の文字に仕上げたそうだ。End