デザインコンペ 「i-PRO Future Design Challenge」
金賞はLa Myra Bening「PORTA」に

当サイトで以前紹介した、パナソニックi-PRO(アイプロ)センシングソリューションズと米 btrax(ビートラックス)の共催によるグローバルデザインコンペ 「i-PRO Future Design Challenge」 は、Gold AwardをインドネシアのLa Myra Beningによる「PORTA」に授与することを発表した。

便利であるはずのテクノロジーは、犯罪にも使われる可能性をもつ「諸刃の剣」とも言えるのではないか。こうした考えのもと、今回は「テクノロジーが発展しすぎた未来社会の犯罪を解決するデザインとは?」をテーマにアイデアを募集した。

「PORTA」は、スマートホームにおける「デジタルゲート」となるプロダクト。スマートホームの活動の異常を検知すると、自動的にWi-Fi接続を終了する仕組みで、バックアップデータを使ってデバイスを動作させるという。さらに、音声ベースのパスワードを利用することで、安全性を高めているそうだ。

Silver Awardには、Arnav Nigam(インド)の「Glass – A Future Interface」と、QGene Solutions (Vinay Sudhakaran、Mohd. Saim Nasim Lari、Arun Thangaraj)(インド)の「QGene」が選ばれた。

「Glass – A Future Interface」は、世界が複雑化し、私たちの相互作用やその影響を管理・制御することが困難になるなか、制御メカニズムとして機能すると同時に、シームレスなデジタル体験を提供するものである。

「QGene」は、将来のデジタル上のなりすましを防ぐため、DNAをベースにしたポリモーフィック・タトゥー。皮膚に貼るとDNAと主要な行動特性が抽出され、ゲノム配列にもとづいて、独自の「デジタル遺伝子」となるデジタルマトリックスを生成するとしている。End


PORTA by La Myra Bening(インドネシア)


▲Glass – A Future Interface by Arnav Nigam(インド)


▲QGene by QGene Solutions (Vinay Sudhakaran, Mohd. Saim Nasim Lari, Arun Thangaraj) (インド)