倉本仁が手がけるテーブルウェアブランド
「ALONGU 明論具」がローンチ

東京西海は、プロダクトデザイナーの倉本仁が手がけるテーブルウェアブランド「ALONGU 明論具」を2022年6月29日(水)に発売する。

さまざまな国籍性や地域性が混在する和食の現在地を楽しみ、未来の和食を兆す器の姿を模索するため、「ALONGU 明論具」と命名。「ALONG」にあえて「U」を足すことで日本語のローマ字読みのようにし、漢字の「明論具」も合わせて、国籍の交わる多様な現在の食事を受け止める器でありながら、日本で作られる器であることを表している。

食器という分野には初めて取り組んだという倉本。ブランドの磁器の生産地となる長崎県波佐見町を訪れ、自身の目を通して素材である陶石から磁器が生産される工程を理解し、およそ2年の期間を経て、しなやかで手に馴染む形状や、深みのある表情の豊かな釉薬が実現したという。

今回は全38SKU(磁器9型4色、木製品1型2色)をラインナップ。程よい厚みと軽さが特徴で、料理を盛り付けた時の美しさだけではなく、食器洗いの時の扱いやすさ、食器棚に納められた時の重なりの良さなど、日常の器として毎日使いたくなるプロダクトに仕上がったそうだ。

倉本は、「世界の立地から見ると僕らの住む日本という国は大陸の一番端っこ。『極東』と呼ばれるこの場所では大陸で生まれた様々な文化が最後に流れ着き、それらが混じり合って風土になっている。食文化においても欧米、中東、アジアなどカラフルに文化が入り混じった状況。カレーなんかはもう『日本食』であるとすら思う。そんな多様性に溢れた僕らの日常の食文化をさらりと受け止めてくれる器を作りたい」と思ったとコメントしている。End